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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

毎月求人を出している会社、多くの求人票を出している会社から【障害者採用のタイプ】を考える

ハローワークインターネットサービスに登録される障害者求人を毎日見ていると、「いつも求人を出している会社」があります。
例えば、2026年7月1日に東京で新規登録された障害者求人は、
・求人票総数:312件
・求人企業数:131社
・1社あたり平均求人票数:2.38件
その中で、最も多く求人票を登録していたのはアパホテル株式会社(15件)でした。

 

 

一方、2026年4月1日~6月30日の3か月間では、
・求人票総数:5,167件
・求人企業数:1,904社
・1社あたり平均求人票数:約2.71件
最も多く求人票を登録していたのはコンパスグループ・ジャパン株式会社(91件)です。

 

 

ここで、「求人票が多い会社=採用に苦戦している会社」と考えるのは少し待ってください。
実際には、
・障害者を継続的な戦力として採用している会社
・全国の店舗や事業所で欠員補充を続けている会社
・同じ求人を長期間掲載し続けている会社
・法定雇用率への対応を目的として募集している会社
など、求人の出し方には企業ごとの特徴があります。そこで、求人データから企業の採用傾向を分析するために、独自の「継続指数」という考え方を作ってみました。

継続指数は、求人票の件数だけではなく、
・何か月連続で求人を掲載しているか
・求人数は増えているか、減っているか
・新しい職種を増やしているか
・勤務地が広がっているか
・同じ求人の繰り返しか、新しい職域を開発しているか
といった複数の視点を組み合わせて評価するものです。

 

 

これにより、企業の採用タイプを、例えば次の4つに分類できます。

 

 

もちろん、Aが良くてDが悪い、という意味ではありません。企業の事業内容や採用方針が違えば、求人の出し方が違うのは当然です。これは企業を評価することではなく、障害者雇用の「質」をデータから見える化することです。

さらに、過去2年間ほどの求人データを蓄積・分析すれば、企業が公表していなくても、「どのような障害者採用を行っている会社なのか」を外部からある程度推測できるようになると考えます。ただし、この分析にも限界があります。求人票を出さなくても人財を確保でき、障害者も一般社員も長く定着している企業は、そもそもハローワークに求人を出しません。

つまり、「求人が出てこない優良企業」は、この分析では見えません。それでも、求人データを継続的に分析することで、障害者雇用市場の実態をこれまで以上に客観的に把握できると思います。

 

 

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